ペルシャ絨毯:カシャーン

カシャーン

イラン中西部カビール砂漠の西端にあるオアシス都市です。
古くからタイルや絹織物などの伝統工芸が盛んな街で、カシャーンの名はタイルの「kashi」に由来します。

絨毯は16世紀ごろにはすでに制作の中心地となり、多くの工匠が価値ある作品を残しています。

現在では良いウールを使用した実用的な絨毯が多く作られ、イランの市民が最も多く使用している生産地です。しかしシルク絨毯に関しては、生産量はクムには到底及びませんが、高品質なものが作られています。中でもホワイトカシャーンと呼ばれるシャーアッバスデザインを基本とした白に近い色彩の絨毯が有名です。

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