ペルシャ絨毯:タブリーズ
タブリーズ
イラン北西部に位置し13世紀イルハン朝にはペルシアの首都になっています。16世紀のサファビー朝時代には絨毯文化が開花し、歴史的にもっとも価値のある絨毯として名高い「アルデビル絨毯」を初め数多くの名品を作り上げてきました。
位置的にトルコ国境が近いことから古くからヨーロッパとの交易で栄え、その流れで19世紀末にはそれまで途絶えていた絨毯製作を再興し、いち早く輸出向けの絨毯を作り始めています。絨毯にもトルコの影響がみられ、織り方はトルコ結びを用い、堅牢さと緻密さには定評があります。